2017年3月15日水曜日

図工×統計学

統計の本に、数字はそのまま読んではいけないと載っていた。例えば、人数の多い学校と少ない学校、どちらがテストの平均点が高いかを調べた。結果は人数の少ない学校が優秀だった。なるほど、人数が多いと個人に指導が行きわたらないのか?いやいや、実はテストの点数が悪いのも人数が少ない学校なのだ。そこが統計の落とし穴だという。被験者である学校の人数が増えると、テストを出来る子もできない子もたくさんいて、その中で平均化が起こるので、偏りが生まれなくなる。人数が少ないと極端に成績のよい子供が集まったり、その逆の現象が起こりやすくなる。結果として、比較した時に、突出した成果を出しやすいのは、人数が少ない学校の方なのである。数字にはそういう特徴がある。以前読んだ本には、確かに、数字をプレゼンや論文の根拠にしてくる奴の話は、絶対に意図的な操作がある数字なので疑ってかかる方が良い、と書いてあったのだが、ここでまたその忠告を受けようとは。数学の苦手な僕は怖いなぁと思いました。


題材名【数学は美だ。】
◯黄金比、ボロノイ図や、エッシャー、幾何学模様などを見て、数学と美しい形や色には関係があることを知る。
◯自分にゆかりのある数字や、気になった数列からと色や形を結びつけて表す。

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